肩こりにマッサージガンは効果があります。ただし、ただ無暗にマッサージガンをあてるだけでは効果がありません。
今回は、肩こりに対するマッサージガンの効果的な使い方やおすすめマッサージガンを中心に、肩こりを何とかしたい人に向けた内容の特集記事を書かせて頂きました。
不調の女性1位・男性2位の肩こり。そんな肩こりを少しでも早く何とかするためにも本記事を最後までご覧ください。
参照元:02 19結果の概要(3健康0525) (mhlw.go.jp)
- 現接骨院院長(ゆらぎ整骨院)
- トレーナーの活動経験豊富(医療機関やジム)
- 多くの健康グッズ監修経験
肩こりに効果があるマッサージガンの使い方
肩こりに効果があるマッサージの使い方は「どこにあてる」かで大方が決まります。以下は肩こりに関係が深い筋肉です。
特に線を引いている「僧帽筋・三角筋・小胸筋」は硬くなりやすく、マッサージガンなどを用いて適度にほぐしてあげることで肩こりを緩和させる効果が期待できます。
【肩こりに関係が深い筋肉】
- 僧帽筋
- 大菱形筋
- 小菱形筋
- 棘上筋
- 肩甲挙筋
- 頭半棘筋
- 三角筋
- 小胸筋
僧帽筋へのアプローチ
- 首元から肩まで手の届く範囲にあてる
- グリグリ回したりせずに軽く押し当てる程度でOK
- 程よく気持ち良いと感じる強度設定がおすすめ
- 同じ場所を5~10秒。何度か繰り返す
- 骨がある場所にあてると痛みを感じるため注意
三角筋へのアプローチ
- 肩の筋肉部分に押し当てる
- グリグリ回したりせずに軽く押し当てる程度でOK
- 程よく気持ち良いと感じる強度設定がおすすめ
- 同じ場所を5~10秒。何度か繰り返す
- 骨がある場所にあてると痛みを感じるため注意
小胸筋へのアプローチ
- 肩と胸の間にあるくぼみ部分に押し当てる
- グリグリ回したりせずに軽く押し当てる程度でOK
- 程よく気持ち良いと感じる強度設定がおすすめ
- 同じ場所を5~10秒。何度か繰り返す
- 骨がある場所にあてると痛みを感じるため注意
使用したマッサージガン
BODYPIXEL SE
肩こりにマッサージガンは効果がある理由を解説
様々な肩こり解消グッズが出回っているなかで、なぜマッサージガンは肩こりに効果があると言えるのか?これにはしっかりとした理由があります。
マッサージガン特有の「叩打法」
手技療法のひとつとして使われている叩打法(こうだほう)。その名前のとおり、叩いて打つという方法で筋肉に刺激を与え血行促進などの効果が期待できる手技です。
叩打法(こうだほう)とはその名前のとおりで「たたいてうつ」という方法で、主に手技療法のなかのひとつとして使用されるものです。
\叩打法の特徴/
- 揉み込むことがないため筋肉を傷つけるリスクが低い
- 効果的に血行促進効果が期待できる
マッサージガンでは、ストローク(振動幅)によって上下にピストンのようにヘッドが動くことで叩打法を再現できます。肩の筋肉を傷つけることなく効果的なアプローチができることが肩こりに効果があると言われている最大の理由です。
筋肉の温度が上昇する
ずっと同じ姿勢をしていたり、長期間動かさない筋肉は凝り固まってしまいます。すると筋肉への血の巡りが悪くなり筋肉の温度が下がってしまうことがあり、これが「肩こり」のひとつの要因となってしまうのです。
マッサージガンを使用と、筋肉に程よい刺激が与えられることで筋肉の温度が上昇し、結果的に肩こりの緩和に繋がります。この程よい刺激を与えることができる製品がマッサージガンで、ネックマッサージャーや人の手による揉みほぐしでは返って筋肉を傷つけてしまう危険性がありますが、マッサージガンではその危険性も最小限までおさえることができます。
肩こりに逆効果なマッサージガンの使い方
マッサージガンを使っても肩こりに効果がないという声を耳にします。実は、マッサージガンを正しく使えている人は少なく身体のプロでも肩こりに逆効果になるような使い方をしていることがあります。
特に以下の使い方は絶対にしないよう気を付けてください。肩こりを何とかするために買ったマッサージガンを使って肩こりを悪化させてしまえば元も子もありません。
\逆効果になる使い方/
- グリグリしない
- 強度を上げ過ぎない
- 同じ場所に長時間あてない
肩こりをかえって悪くしてしまう人の殆どが「その場の満足」を優先しています。
グリグリと高強度で同じ場所にマッサージガンをあてると確かに気持ちが良いですが、確実に負担が掛かります。本当に肩こりを何とかしたい人は感覚的に「少し物足りない」がベスト。
グリグリと押し当てることなく、中強度でまんべんなくマッサージガンをあてることで肩こりへの効果は格段にあがります。
ネックマッサージャーとの違いは?
マッサージガンとネックマッサージャーには決定的に違う点があります。マッサージガンは先ほどご紹介したとおり「叩打法」で筋肉を刺激させます。一方でネックマッサージャーは「揉捏法」に近い方法で筋肉を刺激させます。
殆どのネックマッサージャーには「コマ」が内臓されており、このコマをグルグルと回すように動かすことで筋肉に刺激を与える方法で、手技療法の揉捏法(揉んでこねる動き)に似ている動きです。
この揉捏法は気持ち良さはありますが、強度が強すぎたり、あてる場所を間違えることによって筋肉が傷ついてしまって返って痛みを増強させてしまうという欠点があります。
その点、叩打法では上下のピストン運動というシンプルな動きのため筋肉を傷つけるリスクも少なく安心安全なメンテナンスを行うことが可能です。
おすすめマッサージガン
画像引用元:BODYPIXEL公式サイト
今回使用したマッサージガンが「BODYPIXELSE」です。上記写真はSEの上位版ですが、個人的にはデザインがSEの方が好きなためこちらを使用しています。
SEでも機能性は申し分なく、実際に経営している整体院でもSEを愛用しています。筆者のほかにも多くの整体院やトレーナー施設などがBODYPIXELを使用しており、プロも納得の高品質マッサージガンです。
公式shopで最大15%off
他にも色々なマッサージガンがあります
多くのマッサージガンが販売されているなかで当サイトが厳選したマッサージガンをご紹介しています。それぞれの違いがひとめで分かる比較表もありますので是非ご覧ください。