予約時間より早く来る客を店側が「迷惑・うざい・困る」と感じる理由

早すぎるのも困る…。

客側の立場からすると予約時間に早く着いてしまっても、静かに予約時間まで待っているのであれば、店側から迷惑がられる筋合いはないと思いませんか？

確かにその通りです。店側としても予約時間に早く来るお客様は、予約時間に遅れている訳ではないため何も言えない部分があります。しかし、予約時間に早く来るお客様を「迷惑」だと感じてしまうことは事実です。

では、どのような理由で予約時間に早く来るお客様を迷惑だと感じるのでしょうか？

予約時間に早く来るお客様を迷惑だと感じる理由

予約時間に早く来るお客様を迷惑だと感じる理由は、以下のような影響を店側が受けてしまうことにあります。

感染対策の意味がなくなる

予約制のお店や施設では、お客様が同じ時間にかぶってしまうことがないように、敢えて時間をずらして予約を取っているところもあります。近年では「新型コロナウイルス」の感染対策として、予約数を減らしてまで予約間隔をあけているお店や施設も少なくありません。

しかし、予約時間よりも早くお客様が来てしまうことで、他のお客様とかぶってしまうことがあります。せっかく予約数を減らしてまで時間を調整して予約を取っても、結局お客様が同士がかぶってしまえば意味がありません。

駐車場に車が止められない

個人で経営をしているような小さなお店や施設ではギリギリの駐車台数分しか駐車場を確保していない場合もあります。

例えば30分間隔で予約を取っているお店や施設で、予約時間よりも35分早くお客様が来た場合では、予約時間よりも5分前に来たお客様の車が止められなくなる可能性が出てくるため店側としても迷惑だと感じてしまいます。

待たれると焦ってしまう

待合室でお客様に待たれているのがあまり好きではないスタッフもいます。特に小さなお店などでは待合室で待っているお客様の姿が逐一見えてしまうため焦りにも繋がってしまいます。

予約時間より早く来られているお客様でも、待合室で待っているという行為自体がお店や施設側からすれば「お待たせしている」と思ってしまうもの…。目の前のお客様に集中をしたいという想いで余裕を持った予約を取っていても、早く来られてしまっては意味なく迷惑だと感じる場合があります。

会議・事務仕事の時間が確保できなくなる

お店や施設の中には、あえて1～2時間程度予約を入れない時間を作ることで、その時間を会議や事務仕事にあてているお店や施設もあります。そこで、予約時間より早くお客様が来てしまうと会議や事務仕事を中断せざるおえなくなってしまいます。

お店や施設によっては会議や事務仕事は営業時間外に行うところも多いですが、従業員の労働時間や効率化を考えて営業時間内で確保をしたいと考えるお店や施設にとっては、その時間を確保できなくなってしまうことがあります。

お店が望む来店時間は予約時間の何分前？

いくら予約時間よりも早く来るお客様が迷惑だという話をしても、予約時間よりも遅く来るお客様やドタキャンをするお客様とは比較にならない程度です。

しかし、予約時間よりも早く来過ぎてしまうお客様も、お店や施設側にとっては迷惑になってしまう可能性があります。理想としては予約時間の「5～10分前」を目安に来店をすることが望ましいでしょう。

とくに初回利用時や着替えなどがある場合は予約時間よりも早めに行って予約時間には施術を受けることができる状態にしておくことがベストです。

まとめ

時間の使い方、時間の感覚というものは人によってかなりの差が出てしまいます。時間にきちんとしている人は時間にルーズな人の心境が理解し難いですし、その逆も同じです。

早く来店してしまう人の心理としては「時間に遅れないために前もって行動をする」という人もいらっしゃると思います。この行動自体は常識的で素晴らしい考え方です。

しかし、何ごとも「適度」が一番です。前もった行動も度を越えてしまうと相手に迷惑を掛けてしまうことを考えるべきかもしれません。